照手姫の謎は解けた。さらなる奥へ
しかし思いのほか美女谷温泉脇道は奥まで続いており、まだ探索は続けられそうだ!
当然行くしかない。
相模湖には全く向かわず、山に廃墟と廃道を求めて進む。
ここは例のごとく神奈川県相模原市緑区となる。西入大橋という名前のようだ。
左右の黄色いやつの名前なんていうか知ってます?黄色と赤のコーン。コーンというかタンク?高速道路でよく見かけますよね。
丸型クッションドラム
【丸型クッションドラム】という名称です。
【角形クッションドラム】も存在します。
御察しの通り衝突時の衝撃を和らげるためのものです。
へー。知らなかった。
衝突した時に【運動エネルギー】は、このタンクの変形と内部の液体に分散して【流動エネルギー】に変換されます。エネルギー保存の法則ですね。
人体への衝撃をかなり和らげるそうですよ。
こんな何もないところで設置されているのはやや不可解だ….何が待ち構えているのか。
奥から何やら只ならぬ雰囲気を感じるのは私だけだろうか。
何事もなく帰還できるのだろうか。毎回探検は不安に駆られる。それがまた癖になる
途中寄り道しつつ進む。
この細い分岐の先は完全に登山道のようだ。
バイクでは進めない。
今回も探検の相棒はトリッカーだ。
オンロード、オフロードどちらも無難にこなす。自転車感覚で乗れるのでお気に入りだ。
謎のゲート。車両通行止め。
終わりは唐突に訪れた。行き着いた先はこちら。物々しいゲートが現れた。
看板の汚れ方からしてかなり前から封鎖されているようだ。
見たところかなり長いぞ?!
これだけの抜け道を封鎖するなんて勿体ない….まさに廃道。
藤野駅まで抜けられそうだ。
看板によると道路の荒廃が進みすぎて危険なため車両通行止めとしているそうだ。
まさかこれは….
トイレだ….この汚れ方は同じく長いこと使われて….な….?!
え?!
真新しいティッシュが便器の中に置かれているのを私は見逃さなかった….
【車両通行止め】とはあるが、歩行者に特に制限はなかったのでここからは徒歩での調査だ!!
ちなみに【全面通行止め】の場合は確か歩行者にも適応されて探索は出来ないので注意。
バイクはゲート前の広い空き地に置いて行くことにした。
振り返るともう先程いたゲートは遥か向こうに。今日は独りぼっち。心細い探検となる。
道のりも遠く中々果てしない気がするが、私の中のヤバイレーダーがかなり反応している!
この先に何かあるのは間違いない。
荒廃した橋
やっべェ。最高だ。
もう梯子だよ、これは。初めからこの形式だったのか、床があって鎖落ちたのか定かではない。見たところ初めから床など無かったのであろう。林業作業者の専用橋なのかな?
これは幸先がいいぞ。強度は問題なさそうだが….下は沢だ。落ちたら足の骨が折れそうなので断念。ここを渡るほど無謀ではない。
橋の付近には分岐がある。
向かって右側の細い分岐が上の写真だ。
ここの林道の名前は何だろう。
ゲートがあることから林道のように見えるが近隣に林道看板はなく、名前がわからなかった….
細い道の名前がわからないのであれば、分岐直線の太い道はどうだ!こちらがメインのはず!
なん….だと….
名無しの権兵衛だ。
過去記事の林道シリーズを思い出して欲しい。この形式の林道看板には、
このように名前が入っているはずだ….
ちなみに栃谷坂沢線は同じく相模原市緑区にある舗装林道だ。
メインの道は余りにも長いため、今回は横道の細い林道を進むことにした。
あんな所の案内看板誰が見るんだろうか….
あそこまでアプローチする方法すら分からなかった。
まだまだ調査は続く。