【沈んだ集落跡】塩沢集落を一望できる塩沢望郷広場に来訪

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前回の記事の続き。

中津川林道に訪れたが、残念ながら全面通行止め。

代わりのおもしろスポットを探して彷徨うのであった…

画像の道も秩父市道大滝幹線17号線の一部。

秩父のトンネルの内部はゴツゴツしていて通過時に面白い。

トンネルを抜けてしばらくすると、210号線との分岐につながる。

封鎖区間の210号線は細く走りにくいが、雰囲気があり好きだった。

通行できていた当時は狭いながらもダンプカーが何台も通り工事が頻繁に行われている様子だった。

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日窒鉱山へ繋がる210号線は現在全面通行止め

このトンネルの先には日窒鉱山旧社宅住宅が広がっている。)

日窒鉱山社宅群廃墟の記事もあるのでぜひ。

そんな210号線への分岐は令和6年11月29日まで工事が続き全面通行止めとなるので注意したい。

日窒鉱山跡地付近人気の観光スポット(?)なだけにトンネルの補修工事が無事に終わることを祈るばかりだ。

一方新しいトンネルも多い秩父。

だんだんと古いトンネルは消えていくのかなと寂しく思う。

今回のトンネル補修もより現代風に堅牢に補修されるはずなので、やはり古いトンネルは行きたいと思った時に観察しに行きたいものだ。

持桶トンネル

持桶女郎もみじ付近のトンネル。

軽く調べましたが、持桶の由来は不明でした。

持桶女郎もみじ

現在全面通行止めになっている道路。少しだけ見てみました。

請負金額実に3000万円弱の工事。

荒廃森林再生って(工事だけでなく金銭的にも)大変なんだな…と改めて実感。

行政にお金がなかったら誰も使わない林道や森林の手入れにお金を割けないなと思うばかり。

中津峡と呼ばれるV字谷の渓谷にあるもみじは紅葉シーズンは観光スポットとして有名なようだ。

中津峡自体が埼玉県の指定名勝とのこと。知らなかった…

女郎もみじは樹齢300年以上とされ、中津峡の紅葉を代表している。

付近に駐車スペースはないので紅葉シーズンにみんなどうやってアクセスしているのか謎でした。

仏石山トンネル脇の遊歩道

脇道に楽しそうな遊歩道が。

反対側と思われるところには工事車両が多く現在は歩ける気配ではない。

210号線を直進していく

こういうトンネルの名前を覆道と呼ぶらしい。

雪や落石から守ってくれるトンネル類似の防護用建造物だ。

洞門と名付けられているのはよく見るが、初めて正式?名称を知ることができた。

それにしても工事が多い。

2024年の夏は至る所で工事をしている模様。

この辺りはワインディングも楽しい。

広さやカーブの度合いから恐怖感も少なく楽しめるはずだ。

視界良好。先の先までウネウネとカーブが続いているのが見える。

トンネルの上に足場が組まれていて非常に興味深い姿に。上に行きたすぎる!

トンネル内の雰囲気も満点。

芸術的な足場を横目に駆け抜ける。

塩沢もみじ橋

中津川奥秩父もみじ湖に到着した。

というか長年生きていてここが【もみじ湖】という名前だったということを初めて知った。

関東近郊の湖は比較的知っている方だと思っていたが、まだまだ知らない湖が沢山ありそうでワクワクする。

今にして思うと、両脇にゲートというか、門があるのが気になる。

これもしかして普段閉じてたりするのかな?というのもこの先の二十六木トンネルというところが封鎖されており、通り抜けができない実質廃道なんですよね。

ただ橋を改修している工事車両事務所がこの先にあるようなので、少なくとも工事車両は使用しているようです。

もみじ橋からの眺めは圧巻。これは紅葉シーズン相当綺麗なのではないだろうか。

画像ではわかりにくいが、この道はまさに断崖に造られており、道自体は足場によって空中に浮いている構造になっている。※画像地中央より左上付近の道参照

正直大規模災害があれば間違いなく即廃道化する再建築困難な道だ。

もみじ橋自体もよくこれを建設したな…と思う。

綺麗な橋だし堅牢そうだ。

そして現在ではほとんど使用されていない(工事では大活躍しているが)というのも何とも複雑な気持ちになる。

【この先の二十六木トンネルの劣化が進んでいるので通行禁止とします】と知らせた看板。

読み方は【とどろき】らしい。読み方の由来は次回の記事でまとめる予定。

塩沢望郷広場

行き止まりのはずだが、十字路に到達。

使われていない道のはずだが、そこからさらに分岐していく様は面白い。

フェンスの先は不明だが、写真手前側は塩沢望郷広場という観光スポット。

観光スポットとはいっても忘れられし観光スポットな気配がする。

Googleの口コミも3年前を境に途絶えている。おそらく二十六木トンネル封鎖とともに廃れてしまったのだろう。

階段奥に広場があるようだぞ。

手すりは口落ちているが、代わりにロープが渡してあった。完全に放置されているわけではないようだぞ。

一旦平地になり再度階段となる。緩急あって楽しめる。

そして今度は階段を少し下ると東屋が見えてきた。

ここで誰にもみつからずに、ひっそりとお昼ご飯を食べたら楽しそうだ。

コナラの樹木を用いたオブジェのようなものが現れた。

なんだこれは…

正面に周ると…

なんとお社だった模様!

コナラのお社を横目に奥に向かうと、展望台となる。

とはいえ展望に期待はできない模様。特に夏は…

冬なら枯れ枝となり景色が広がるかもしれない。

塩沢集落は滝沢ダム建設に伴い集落は移転となったようだ。

つまりダム底には集落跡が沈んでいる可能性が高い。

また塩沢の由来と思われる一文もあった。

塩沢集落では塩分を多く含んだ鉱泉が湧き出ており、それらが疾病に効くと活用されていたようだと記載があった。

誰も来ない秘境の観光スポットはテンションが上がる。

塩沢集落の由来も面白かったし、今目の前にあるもみじ湖に集落跡が沈んでいると思うとロマンを感じる。

展望は期待してはいけないが、紅葉の季節は綺麗だと思われる。

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