結論としてはこの価格帯で、この音質、品質ならばズバリ買いです!
Amazonでは非常に高い評価を得ていることから品質の高さが伺えます。
楽天では音量から低いレビューとなっていました。
純正マフラーが約6kgなのに対してバリエンテのマフラーは約3kgと半分の重さなのもメリットと言えます。
工具の準備
かなり奥まったところにあるエキゾーストパイプ。
※エキゾーストパイプとはエンジンから出る排気ガスを後方へと送り出すためのパイプ。エンジンと直結している部分だ!
ADV150はカウルなどを外さなくても、フルエキマフラーの取り付けが可能だったが、工具が必要でした。
上が元々持っていたラチェットレンチセットのエクステンションバー。
下が今回購入したセットに付属していたエクステンションバー。
※ラチェットレンチやソケットレンチに取り付けるための延長パーツです。これにより手が届きにくい場所や狭いスペースでの作業がしやすくなります。
元々所有していたものでは届かずに作業自体が不可能でした。
今回購入した品物はこちら。私はイエローハットで購入したのだが、やはり店頭価格よりも数段安い…
事前に購入しておけばよかった…とはいえ急遽欲しかったので、いい品物を置いていたイエローハットに感謝。
ケースにソケットのミリ数が記載されているのもありがたい。前のケースはつまんで出してから確認していたので、結構面倒でした。
フランジ:エキゾーストパイプを固定している2箇所のナットを外す
この部分をフランジと呼ぶようです。
エクステンションバーを使用したところ、しっかり届いて外すことができました。
当たり前だが道具って大事…作業効率が段違い。
ちなみにこの袋ナット(袋ナットっていうらしい)は特殊なようで、その辺で気軽に購入できるものではないようです。
なくしたり破損すると純正部品を注文しないといけないので、大事に保管しましょう!
エンジンとマフラーは2箇所のナットで固定されているので、まずはこの2箇所を外します。
この部分外しただけでは、マフラーが落ちてくるということはないので安心して欲しいです。
3箇所のナットを外す
道具の長さや角度にも左右されるので、状況によっては違いが出ますが、おおまかに言うと、49N・mのトルクは日常的な作業であればかなり強い力が必要な部類に入ります。
1箇所目のボルタは抜かずに、緩めておくのみに留めておきます。
上部のボルトから外してしまうと、上からパーツが降ってくる可能性があるので危険。
そのためマフラー固定において、最上部にあるこのボルトは最後に外すことにします。
この部分は本当に固かったです。
購入したばかりの工具が壊れそうだったので、古い方のラチェットで緩めました。
本来は小型ラチェットレンチのような工具で外すような場所ではないと思います。
工具が歪みそうでした…
複雑な機構のないシンプルな工具、もしくは大型(長さのあるような)の工具であれば楽に外せそうです。
他の情報も見てみましたが、ADV150ユーザーは軒並み固いと書いてて安心しました。仕様のようです。
不思議と二箇所目以降はそこまで苦労はしなかったです。
こちらのボルトは外してしまいます。
最後の下部のボルトも外してしまいます。これで固定されているボルトは全て緩めた&抜き取りました。
こんだけ長いボルトが入っています。
最後に上部のボルトを引き抜いて、マフラーを持ち上げながら慎重に外していきます。
フランジ部分のナットも外されているので、知恵の輪のように少しずつずらしながら動かしていくとマフラーが全て外れます。
マフラーを外したあとは軽く清掃しておきます。
この部分は普段マフラーがあるので、入念に掃除ができずにもどかしかった部分です。
こちらがエンジンとフランジ部分。
ADV150の写真の中ではネットでもあまり落ちていない希少な画像ではないでしょうか。
使用するガスケット
実は以前ADV150に使用できるガスケットに関しての記事を書きましたのでこちらを参考に。
リンクに貼らせていただきました。H-06,XH-06の型番のガスケットが適合品です。
HとXHの違いが分からず、混乱しましたが恐らく1個入りか2個入りの違いなのでどちらを購入しても差し支えはないと思います。
私はH-06を購入しました。マフラー交換を頻繁に行わないためです。
ただバイクを売るときに元に戻す場合などは初めから2個入りを購入した方がお得かなとも思いました。
バリエンテマフラーの固定
エキゾーストパイプにガスケットを乗せて固定するのですが、個人的にこの難易度が過去最高でした。
実は私の購入したバリエンテマフラーは中古品だったのですが、画像のようにツライチ(段差がない)になっておりガスケットの固定が難しかったのです。
純正マフラーも左の画像のように段差になっていて、この段差にガスケットを嵌めれば容易なのですが、、
改善方法を調べたところ、液体ガスケットで簡単に固定する方法がメジャーなようです。
液体ガスケットの粘り気を利用した方法ですね。
他にはグリスを使用する方法や、両面テープ、養生テープ(紙)を使用する方法が出てきましたが、いずれも故障の可能性もあるため紹介はしましたが、勧めはしません…
まずは付属品からこのようにパーツを組み立てます。
また画像にはありませんが、マフラーバンドにゴムのパーツを取り付けてあります。
さらにマフラーにバンドを巻き付けて、エキゾーストパイプに差し込んであります。
本体側に先ほど組み立てたボルトを取り付けます。
長いボルトはマフラーバンドを間に入れてからスペーサー(黒い筒の部品)を取り付けます。
全てのパーツが無理のない位置になるように微調整していきます。
無理な角度での取り付けは走行中の脱落や破損につながる可能性があるため位置決めは慎重に。
位置が決まったら最後に長いボルトの受けナットを容易して締め付けていきます。
最後にスプリングフックを取り付けていきます。
改造マフラーにあるあるのこのスプリング。専用工具があると楽ちんなのですが、ないのでペンチで固定していきます。
専用工具も700円前後と比較的リーズナブル。何度も交換するならあってもいいかもしれない…
完成しました!純正マフラーも好きでしたが、バリエンテマフラーでよりスタイリッシュになったように見えます。
またマフラーが一回り小さくなったことでADV150本体の見えなかった部分が見えるようになり、その点もGOOD。
私個人の感想としては正直ステッカーはいらないかもしれない。ただすでに貼られていたので、剥がした跡が残っていると恐いのでこのままにしておきます。
マフラー交換後のレビュー
交換後は如実に無茶な割り込みが減りました。
都心を走っていると車の死角に入ってしまうタイミングがどうしても発生してしまいます。
割り込みによるヒヤリハットは本当に恐い。
なんせ相手はバイクがいないと思って、入ってくるので文字通り死活問題。
音が大きくなることで、事前に【ここにバイクがいますよ!】と周囲にアピールできました。
このマフラーにしてから無茶な割り込みは一度もくらってません。
一方でデメリットもあります。
フランジや接合部からの排気漏れを疑ったのですが、全く匂いはなく排気口からの匂いでした。
よく言えば昔のバイクのような…ADV150純正マフラーでは気になったことがなかったので初めは違和感がありました。
アイドリングストップ機能を活用することで、停車時の臭いや周りの車への迷惑を軽減することができるので活用しています。