一般的に言って、ライダーの体重が増加した場合、加速が遅くなることはあっても、最高速度そのものには大きな影響はありません。
ただし実際の走行条件やバイクの具体的な設計によっては、わずかな変化が生じる可能性もありますが、それは通常ごく微小なものです。
ADV150を購入して約3年が経過しようとしています。
最近バイクにもめっきり乗らなくなったんですけど、長期の休暇ということもありライドオン。
そして気持ちよく走っていたら街乗りでは見えてこなかったとんでもない事実に気づいてしまいました。
なんか…遅くなってない?
そう、バイクの加速度に明らかな翳りが見えたのです。
1年前はこんなんじゃなかったはず…
と体感でわかるほどに加速までに時間がかかりました。
実は原因は明確なんです。故障ではありません。
原因は圧倒的体重増加増加!!!!!!
なんと私15kgほど増量しました。
自分の名誉のために弁明すると筋トレを、命を削りながらめちゃくちゃ頑張った成果でもあります。
なのでダイエットとかはできない…
そんなわけでこの【体感】の加速の悪さが、本当はどの程度なのか試算してみました。
体重増加によってもたらされる加速低下の割合はどのくらいか試算してみた。
学者ではないので半分ジョークだと思ってみてくださいね。
バイクの重量を136kg(ADV150)、ライダーの体重を55kgとした場合で、ライダーの体重が15kg増量したときの加速度の低下を計算してみましょう!
- 元の全体質量と体重が15kg増えた後の全体質量
加速度の変化率の計算
加速度 ( a ) は力 ( F ) を質量 ( m ) で割ったものであり、駆動力 ( F ) が一定であると仮定します。
新しい質量 m(new ) に対する加速度 a(new) は次のようになります。
加速度の低下割合は、元の加速度と新しい加速度の比率を求めることで計算できます:
具体的に計算すると:
つまり、新しい加速度は元の加速度の約92.7%になります。
これは加速度が約7.3%低下することを意味します。
結果の解釈
ライダーの体重が15kg増加した場合、全体の質量が増加するため同じ駆動力でも加速度が低下します。
具体的には、加速度は約7.3%低下します。
したがって加速力が減少しライダーがバイクに乗って加速する際の反応が鈍くなると予想されます。
以上が結果となります…
流石に7%も落ちていたらいくら鈍くても遅くなった?と私のように気がつくのかもしれませんね…
ただ長い年月をかけて少しずつ体重が増えた場合は全く気が付かないかも笑
では体重増加はバイクの最高速度に影響を与えるのか?
調べた結果をお伝えします!
理論的には最高速度は基本的にはエンジンの出力と空気抵抗のバランスで決まるため、車両の質量の変化はそれほど影響を与えません。
しかし、いくつかの要因によって微妙に影響を受ける可能性があるとのこと。
関係する要因とは
- エンジン出力と空気抵抗:
- 最高速度は主にエンジンが発揮できる最大出力と空気抵抗のバランスによって決まります。空気抵抗は速度の2乗に比例して増加します。
- 車両の質量:
- 質量が増えると加速度は低下しますが、最高速度に到達するための時間が長くなるだけで、理論的には最高速度自体には大きな影響を与えません。
実際の影響
重箱の隅を突くような要因を列挙してみました!
- 空気抵抗の増加:
- ライダーが体重を増やすと、体の姿勢や車両の空気力学的な形状がわずかに変わる可能性があります。
- これが空気抵抗を増加させる場合、最高速度に若干の影響を与えることがありますが、その影響は通常ごくわずかです。
- タイヤやサスペンションの負担:
- 質量の増加により、タイヤやサスペンションの負担が増えることで、摩擦や抵抗がわずかに増える可能性があります。しかし、これも最高速度に与える影響はごく小さいです。
加速度低下割合の一覧表
マシンの性能を上げる?
ノンノン、まずはダイエットだ!!!(煽)
冗談抜きに痩せるゲーム置いておきますね。