自己責任シリーズです。
整備やカスタムは基本的にショップへお任せしましょう。
まずはスクリーンを外していく
スクリーンは六角穴付きボルトで留まっている。
作業場にまともな工具がなく難儀したのだが、下記の工具を購入したところ作業効率が圧倒的に向上したのでお勧めしたい。またスライドしてケースから取り出しやすく、一目で何ミリか判別できるのがグッド。
やはり道具はケチらずにまともなものを購入した方がいい….
ケースでひとまとめになっているのも良い。
この時はサビサビの工具で作業した。
スクリーンのボルトを緩めて、下にずらしても外せる。
もしくは潔くボルトを抜いても構わない。
スクリーンはウェルナットで留まっている。
基本的に再利用は想定していないものだ。マジェスティ4D9でも採用されていたなぁ。
ウェルナット…再利用は基本しない方が良いのだが、運が良ければ再利用もできる。
ちなみに4箇所のうち、下部2箇所は受けの穴に指が通せるので再利用は容易い。
しかし上部2箇所のウェルナットの受けは指が通らないので難易度はかなり高い。
また複数回取り外ししたウェルナットは捻れて、どんどん縮んでいき、最終的にはボルトがしっかり噛み合わず回らなくなる。つまり固定できなくなる(経験済み)
ADV150で使用されていたウェルナットにはJ1032と記載されていた。
アマゾンでは取扱なし、楽天では9万円声の業務用のみ。
ヤフーで発売されていたが、本体が安くても送料が高かった。
モノタロウにも取扱あり。
2りんかんで純正品を注文し取りに行くのが一番コスパがいいと思われる。
ちなみに純正品を購入すると185円/個なので、カウル取り外しで740円もかかることに…
ハンドル周りのパーツを外す
ここも六角穴付きボルトで固定。左右に2箇所固定されているぞ。
ここは片側のみ外す場合でも左右のボルトを外す必要あり!
この部分は取り外しが容易。矢印の方向に軽く持ち上げるイメージ。
深くつめが刺さっているわけではないので、あまり強く持ち上げないようにしよう。
内張剥がしは個人的に必死。特にスクーターはカウルが多く作業効率が段違い。
特段バイク用というわけではなく、車用のものだ。
カウル剥がしで参考にさせていただいた【よーさんガレージ】さん曰くカーボンヘラが最強ということなので、今度購入してみようかな。
最後にこの部分。
ここは左右と中心につめがあるので注意。
まずは左右を慎重に外そう。軽く調べたところ、この部分のつめを折る人が多そうだ。
最後に青い部分の中心のつめを外す。ここは特に固く、深く刺さっているので根気よく粘り強く外してみて。
焦るとパーツが折れます!特に1回も剥がしたことがないADV150だと結構固めだと思います。
このパーツだけでこのつめの数。そのおかげで多分1−2本折ってもガタつくということはなさそうだ。
とはいえ無傷で仕上げるに越したことはないので慎重に外したぞ。
プッシュリベットを外していく
合計で4箇所あり、フロントカウルの下部を覗き込むと視認できる。
プッシュリベットは中心の丸をドライバーや細い棒で押し込むことでロックが外れて、抜くことができる。
このままの状態では抜けないので注意。
やや見えにくい写真で申し訳ないが、ここが3箇所目
4箇所目は指で引き抜くのが困難だったので、ヘラやマイナスドライバーを使用しよう。
プッシュリベットは再利用が可能なので紛失に注意しよう。
ネジを外していく
銀のパーツの下に隠れているネジ
まずはこちらの銀のネジ。片側のみカウルを剥がす場合は片方のみの取り外しでOK。
両側面の取り外しの場合は、両側のネジを取り外そう。
グローブボックス内に隠れているネジ
グローブボックス内に隠れたネジを取り外していく。ここは黒いネジ。
目に入るネジだから隠すために黒くなっているという説に納得した。確かにここが銀のネジだと目立つよね。
ガソリンタンク蓋内のネジ
ここにも隠れているんです!
私は最初気が付かずに最後のつめ外れねえええと難儀しました。
まさかこんな部分まで刺さっているとは。本当かああ?
本当だった。ここだけ異常な長さのつめ?が刺さっていてネジと共に締められていました。
これにてネジは終了!
サイドカウルの取り外し
いよいよ剥がしていく。私はここから剥がしていく派。爪が深く刺さっていないので外しやすい。
もちろん内張剥がしも併用していく。
この工程で傷が怖い場合は内張剥がしや、パーツの爪が当たりそうな縁に沿って養生テープを貼っておくとより安心だ。
ネジがあった場所付近のカウルは重なっているので無茶な動かし方は厳禁です。
一部が外れてきたらあとは順番に内張剥がしを差し込みつつ、慎重に1個ずつ外していくと割れませんでした。
一度にガポっと外れるタイプではないので一歩ずついきましょう。
サイドカウルとウインカー電線の取り外し
全部のつめを完全に取り外すとブランブランになり、ウインカーをつなぐ電線が切れる恐れもあるので、適度なところで外せそうであれば、電線を本体から外してみましょう。
電線の存在を忘れて引っ張ると悲惨なことになりそうです。
指でつまんでぐりぐり引っ張れば外れる簡単なものでした。
電線は赤と緑。とてもわかりやすく色つけされているので迷うことはないはず。
電線も取れたらカウルも外れます。
サイドカウルとウインカーの接続を外す
折れたウインカーをサイドカウルから取り外す。
ここは六角ボルトで固定されていた。
ボルトは結構な締め付けだったので、ここでもカウルを割らないように注意。
ボルトが外れたらあとは引き抜くだけで取り外せます。
折れていたのにここまで頑張ってくれたパーツに感謝。
新品ウインカーは2りんかんで純正パーツを取り寄せて税込8360円でした。
ハイフラなどのリスクを考慮して純正パーツへの交換を決めました。
ハイフラ予防のリレーも販売されていますが、カウルを剥がす面積が増えるのでやめておきましたね、、
自分でカウルを壊す可能性があるためです笑
新品ウインカーの取り付け
新しいウインカーを同じように通したらボルトを元に戻して締めていきます。
特に注意点はないが、強いてあげるのであれば外す時よりも穴に通しにくい点。
最後に元に戻して終わり
今回は純正部品を購入したので、ポン付けが可能でした。
コードも赤と緑で色がついているのでそのまま取り付ければOKです!
交換作業自体は非常に楽ちんでした。
しかし事前にカウルの外し方をある程度予習しておかないとネジなどの存在に気が付かず壊す可能性があると感じましたね。