久しぶりに洗車とメンテナンスをします。
バイク熱冷めると途端にいじらなくなる。
そんな気まぐれ整備だったのですが、今回は夏くらいからトリッカーをいじっていない….
おそらく大変なことになっている。
リュックの中には工具やケミカル類やメンテナンス用品が詰まっていて5㎏以上あるかも。
実家にも沢山あるのでケミカルおじさんだ。
メンテナンススタンド
ER-6Nにしてから使い始めた。
センタースタンドがないバイクは整備がやりにくい。
後輪タイヤが回せないからね。
メンテナンススタンドがある事でチェーンメンテナンスがやりやすくなるのだ。
これはまた別記事でレビューしようかな。
そこまで力を入れずに上に乗せることができる。
完全に空転するタイプとも迷ったが何かの弾みで外れたら怖いのでやめた。
持ち運びには便利そうで実はいま欲しかったりする。
なるべく地面に対して垂直にしたいマンなのでレンガを挟む。
タイヤはメンテナンススタンドに対してなるべく真ん中に置く。
タイヤを回す時は外れないように注意しよう。
チェーンカバーを外す。
トリッカーも一般的なバイクと同様コチラ二箇所で留まっている。
ボルトは10㎜で外そう。
最初緩めたらあとは手で外せる。
チェーンメンテナンスではカバー外したほうが圧倒的にやり易いです。
チェーンの状態を確認しよう。
この世の終わりみたいな光景が広がってる。
チェーンのサビ絶許マンが見たら血吐いて死ぬんじゃないかな….
私もバイク乗り始めて15年近くになりますが、ここまで錆びさせたのは初めての経験です….
ここまでの痛みは林道や荒地を走ったあとしっかりと本気で整備や洗車していないから….ごめんなトリッカー….
バイクのチェーンの痛みはライダーの怠慢である….
全体的に錆が覆っていてやばい。
走行に問題はなく異音もないが、見た目が悪すぎる。
なによりこのままではチェーン破損の原因になってしまう。
Twitterでは可愛い女の子のバイクのチェーンが錆びててボコボコに叩かれて炎上していました。
事故や破損を未然に防ぐためにしっかりと整備して綺麗な状態を保ちましょう。
(炎上も怖いのでしっかりと整備して綺麗な状態を保ちましょう。)
林道も沢山走るのでチェーンの痛みが本当に激しい。
汚れが固着している。
しっかりと目に焼き付けておこう。ビフォーアフターが楽しみですね。
汚れが固まりすぎて重力に逆らい始めるチェーン。
囲んだ部分の右側がカシメですね。
これを目印にするとチェーンをどこまで洗ったか、どこまで回したかがわかりやすいです。
AZチェーンディグリーザー
ちょっと通っぽいアイテム。
チェーンクリーナーでは味気ない時や本気の時だけ使うAZバイク用チェーンディグリーザー。
このアイテムのメリット
- 強力な洗浄力
- シールチェーンにも使用可能
- 水で洗い流せる
このアイテムのデメリット
- チェーン以外の場所に付着すると塗装を痛める
- その割に飛び散るためこまめに拭く必要がある
- 強すぎるためアルマイト加工は剥げる(恐らく)
強アルカリ性のとんでもないケミカル。
レビューで試験紙で実験した人曰くPH10らしい。
手に着いたら無限にヌルヌルして危険なので必ず手袋しよう。
強力だがシールチェーンにも使用できるという優れもの。
チェーンクリーナー使用前にこれで頑固な汚れを落とす!!!
確実に地面が汚れるので紙や段ボールを敷こう。
あとチェーンディグリーザーはチェーン以外の場所に付着したらすぐに拭いてください。
強すぎて塗装を痛めたりシミになります。
真鍮ブラシでチェーンの錆を落とす
禁断のアイテム真鍮ブラシ
このアイテムのメリット
- 錆を一瞬で消し去る
このアイテムのデメリット
- シール部分に使用不可。(痛める)
- 金属ブラシ嫌悪派閥から叩かれる。
今回は錆が凄すぎたためおそらくナイロンブラシでは落としきれないと判断し使用します。
まだチェーンが新品な人、綺麗に管理している人は避けたほうがいいかも。
これどこまで落ちるでしょう。
ここまで書いてなんですが、劣化もひどいので近いうちにチェーンは交換します(笑)
走行距離も1.5万kmで痛みも激しいため….
右半分を真鍮ブラシで擦った。
やはり禁断のアイテム。効果は絶大。
全体的に擦る。
真鍮ブラシ注意点
この面は絶対にやらないこと!
シールチェーンの寿命を著しく縮めます。
このように側面の錆を落とすのに使おう。
AZバイク用3面チェーンブラシ
正統派アイテム。
真鍮ブラシが闇ならAZチェーンブラシは光。
挟み込んでシャコシャコする。
歯ブラシよりも硬めのブラシはかなりしっかり磨けます。
….気になる人は歯ブラシなどの柔らかいものでやったほうが良いでしょう。
このアイテムのメリット
- まじで楽チン。
- チェーン全体に使用可能。
このアイテムのデメリット
- 個人的に特になし!
チェーンディグリーザーが付いている状態でやるとさらによく落ちる。
ちなみにチェーンとのクリアランスはキツめで手で押さえなくともこの保持力。
そのためしっかり磨けるぞ。
もちろん消耗品です。
こちらの面からもシャコシャコします。
無心でシャコシャコし続ける。
ほんとに楽なのでおすすめ。
汚れが酷すぎるので追いディグリーザー。
この方向から噴霧するとボディに付着しにくいよ。
あとは放置しとく。
このようにボタボタ汚れが落ちるていくのだ。
繰り返しになるがとにかく他の部分に付着しないように気をつけて欲しい。
便利なチェーンディグリーザーのデメリット
これは昔やらかした傷痕。
これはもう落ちないのだ….
強力すぎてマダラシミになってしまった。
これがケミカルの恐怖。
ここが最大の注意点です。
チェーンメンテナンス結果(after)
当初に比べればかなり綺麗になりました。
錆は根が深く完全には落としきれませんでしたが当初よりは落とせました。
チェーンディグリーザーを落とすために高圧洗浄機も行いました。
高圧洗浄機もシールが痛むため避けたほうがいいのですが、それはあくまでも水圧が最大出力の時です。
ケルヒャーは水圧を弱く出すこともできるのでバイクの洗車でも十分使えます。
上から見るとかなり綺麗になったことがわかると思います。
かなり地道な作業ですが根気よくやればあのひどい汚れも落とせることがわかりました。
チェーングリースを塗布
このまま走ると飛び散ったりゴミが付着し逆に汚れてしまうのでペーパーで拭き上げて終了です。
しばらく置いて乗り出しましたが滑るような乗り味に感動しました。
こんな滑らかだったっけ….
久しぶりにバイクをいじって満足した。
そんな休日。
チェーンメンテナンスのまとめ
- 走行後に洗うとチェーンが暖まっていて汚れが落ちやすい。
- カシメを目印に一周するとわかりやすくていいよ。
- 諸説あるが手袋はつけたほうがいい。
- タイヤを回す進行方向に気をつける。
- チェーンのシールに負担が少ないようにする。
- グリース塗布後はすぐに走り出さない。
おわり