CB125T
※購入当時の画像はガラケーだったため抽出できず….
今回は初めてのバイクCB125T について振り返ろうと思う。
中学生時代は自転車にアホのようにハマっていてマウンテンバイクからロードバイクまで乗っていた。
当時メインで乗っていたのはブリジストンのマウンテンバイクで小学生から高校生初期まで乗っていた愛機。
小学生当時はデカすぎて、なんでこんなでかい自転車なんや….って思いながら漕いでた(笑)
そして自転車に乗りすぎて半月板損傷するくらい乗り物が好きだった自分が二輪の免許を取るのは当然の流れだった。
多くの方達がまず初めに乗りたいバイクを見つけてから、免許取得に努める流れだが自分の場合は最初は動けばいい!くらいのテンションでとにかく遠くに行きたかったのだ。
原付バイクも憧れの対象だった。
CB125Tとの出会い
中型二輪免許を無事取得し、ワクワクしながらバイク屋さんに向かう。
その当時はまだバイク屋に向かう足すら無かったのでバイクに乗ってたこともある祖父に車で乗せてもらい一緒にレッドバロンに向かった。
大人になった今ネットで色々書かれているレッドバロンで買うのは色々あれだが、当時はそんなこと全く知らなかった。近所にあったので向かったのだ。
レッドバロンの店長さんはとても親切で初めてのバイクについて色々アドバイスや乗り方のコツなども教えてくれて店長さんに関してはいい思い出がある。
乗るバイクも全く決めてなかった私は店内をウロウロするが、想像以上にバイクってデカいんだな….
と尻込みした記憶がある。
400ccのバイクなんかとても重そうだしすごい迫力だった。
教習車で慣れたはずなのにオカシイ….
そんな中で安価で発売しているバイクが目にとまる。
高校生のアルバイト代から出すので400クラスのバイクや250の年式が新しいやつはとてもじゃないが手が出なかった。記憶がやや曖昧だが20万を切り手が届く範囲のバイクがCB125Tだった。
安い秘密もあって走行距離は既に万キロクラスでしたが….
走行距離の相場もわからない私はスリムなボディだし軽そうだ!とその時は思った。
祖父からもこれなら問題なく扱えるんじゃないかとお墨付きをもらえた。
しかも排気量は125ccということもあり、ファミリーバイク特約が使える!
任意保険は高いけど絶対に入らなくては怖くて乗れないという考えのあった私は家族の車の保険に一緒にして貰えばお得に乗れるなという下心もあった。
早速購入しCB125Tのオーナーとなったのだ。
CB125Tはどんなバイクだったのか
スペックといっても詳しいことはwikiなどにまとめられているのでどんなバイクだったかを書いていく。
私が購入したのはCB125Tの中でも最終型とされる2001年式。
今考えると当時購入したバイクはそこまで古くなかったんだなって思う。
ただメーター周りとヘッドライト周りは本当に年季の感じるデザインだったと思う。
横からみるスタイルが一番好きだった。
旧車感がありつつ角ばったデザインに惹かれた。
グリーンガンメタの怪しく妖艶な色は今でも最高の色だと思う。
トリッカーもその色に塗装したい位。
そしてなにより125ccというサイズなのに謎に2気筒だったこと。
すごくないですか。
とてもよく回るエンジン、車体がやや重いためスピードに乗るのは遅いけれどその分フルスロットルが楽しめてしまうバイクでした。
若気の至りカスタムの犠牲に
CB125Tホーンカスタム
ホーンを1つにまとめるカスタム
ガラケー時代の画像で残っているのはこの写真。
画質が当時を物語る。
まだ購入して日が浅かった頃だと思われる。
まずホーンが2個並んで付いていたものを1つにまとめた。
CB125Tウインカー交換カスタム
そして角ばったデカデカウインカー(今にしてみれば四角で統一されているのでカッコいいじゃんと思うが)当時は小さくてカッコいいウインカーがええんじゃ!!って速攻で交換してしまった。
メーターなども砲丸メーターにしようとしたくらいだが、友人のiくんに四角で統一されていて古っぽいのが最高の持ち味なのにアホなのかと諭され思いとどまる。
大人になった今その言葉の意味がよくわかる….
しかし小型化によりシュッとした点とウインカーの明るさ、視認性が増して利便性が上がる。
MBX50カウル取り付けカスタム
そして次にカウルを付けたくなり、ヤフオクで商品を漁る毎日。
アンダーカウルも付けたかったが構造的に不可だった。
今ではすっかり珍しくなったMBX50(生まれる前のバイク)という旧車のカスタムカウルがライトのサイズ的にポン付け出来そうだったため、購入。
確か数千円で買えたと思う。
今思えばなんであんな珍しい物があったのか謎。
買ってすぐポン付けは流石に無理だったが、加工はウインカーを通す穴あけ程度で済んだ。
クリアパープルのカウルが当時の私には最高にクールだと思えていた。
横田基地の弾薬箱を取り付けるカスタム
当時からミリタリー物が大好きだったので、軍用バイクルックにしたくて友人に弾薬箱付けたいって駄々をこねた結果取り付けてくれた。
バイクに弾薬箱は浪漫。
両側付けたかったが、資金難と時間がかかったため断念。
横田基地が近かったため、そこに手頃な弾薬箱を購入しに行き、友人宅で加工&取り付け。
めちゃくちゃ想像通りの仕上がりになり感動した。
利便性はそこまで高くなかったが、かっこよさは最高だった。
がっちり固定されていたため、この上にテントを括り付けるなどに役立ち最後まで活躍してもらったカスタム。
車のフォグランプを取り付ける
とにかくライトが暗く、当時相模湖や奥多摩の夜間走行時は全然道路が見えなく辛かった。
そのためライトを後付けしたのだ。
ホームセンターで二千円程度で購入してきたものを取り付け爆光となる。
がのちに電圧不調?の原因となる。
この辺りからアイドリングが安定しなくなっていく。
コード(ホース)カバーを取り付けた。
友人のビッグスクーターについていてホースのカバー。
銀色で近未来感がありめちゃくちゃカッコよく見えたので私も取り付けました(笑)
あれ時間経過すると銀色のカスがポロポロ落ちてくるんですよね….
泥除けをぶった切るカスタム
CB125Tにフェンダーレスキットなんてものは存在するはずもなく、止むを得ずぶった切る事に。
これにより林道走行時めちゃくちゃ汚れるという悲しみを背負う事になる。
CB125Tにされたイタズラ
かれこれ10年上バイクに乗っていますが、バイクにイタズラされたことはCB125Tだけです。
恐らくCB125Tで当時カスタムやらシール貼ったりやら色々していたため、生意気な小僧が乗っていると思われたのでしょう….倒されてることもありました。
一番ひどかったのが、ある日バイト終わりにバイクに乗って帰るのですが、全然スピードが出ないのです。
どんなにひねっても時速30キロが限界で音もなんだが苦しそう。
これは只事でない!と思い降りて点検したところプラグコードがハサミで切られていました。
2気筒だったため、1つのエンジンに電気が行かなくそれによる不調と判明。
悔しくて悔しくて本当にどうかしそうでした(笑)酷すぎる。
その状態でバイト先から自宅まで帰宅し翌日ツギハギで即交換しました。
ある意味これも経験でしたが….
なので片側だけ色が赤色のプラグコードになった訳です。もう片方は純正のままでした。
バイクの色々を教えてくれた。
構造が簡単であり、分解もしやすかったため、プラモデルのように少しずつバラしていきは組み立てるといった遊びを覚える。
バイクの構造や電気のことを、ここで学ぶことができたと思う。
後に乗るビッグスクーターや大型バイクは最新機器を積みすぎて電気関係はいじれなかったし構造が複雑でカウルを外す程度しかさわれなかった。
自分がいじってる!感がとても強く、今でも思い出深いバイクだ。
とにかく色んなとこに行った。
画像を一部抽出できたのでここに記録として残したい。
多分奥多摩湖。初めて見た時は感動した。
あまりの大きさに。当時自転車の生活圏だった私に世界の広さ(笑)をバイクは教えてくれたのだ。
近所の街を恐る恐る走って脳内マップを埋める楽しさもあったが、やはり自然の中を走ることは最高だった。
ここはどこだろう、、もう思い出せません。
ここは確か秩父あたりの林道だった記憶。名栗元気プラザ?付近かな?
当時は林道というワードすら知らなかったが、謎の山道を進み、人が来ないところで野宿し、また遠くに行くということにはまっていた。探検だ。
柳沢峠の公衆トイレ前。このときの怖い思いをしたのだが、また今度書きます。
そしてテントに毎回フライシートを掛けていない謎。
おそらくかさばるから持って行かなかったのだろう。
雨降ったらどうするつもりだったんだろう。(笑)
この場所には動物の頭蓋骨があり、めちゃくちゃビビった記憶がある。
夜真っ暗になってからテントを張って寝たので、翌朝に気づいた。
テントの真横に骨があったので嫌な気持ちになった思い出。
大学生になってからはオフロードバイクに乗っている友達に連れられ荒地や林道も走りに行ったことがあります。
この時の記憶が楽しすぎてトリッカーを購入するきっかけとなりました。
お別れ
最後は不動車となってしまいホンダドリームには修理にとてもかかると言われ手放してしまいました。
バイクとの別れで泣いたのはこのCB125Tが初めてで最後でした。
ボロボロ涙が出てしんどかった記憶があります。
その後バイクは何度か乗り換えましたが、泣くことはなかったのでやはり初めてのバイクというのは思い出深いものなんでしょう。
資金に余裕があればずっと手元に置いておきたかったくらいです。
ざっくり地球2周分の距離走った記憶があるので8万キロくらいは乗っていたと思います。
もっと色々してあげれば何十万キロも走ったことでしょう。
購入当時は今ほどインターネットが発達しておらずCB125Tの情報はほとんどなかったのですが、先日ツイッターで検索したところかなり多くのCB125Tライダーがいて、感慨深いものがありました。
おわり