とある休日あてもなく道志道の道の駅。
山梨県道志村だ。
バイクの方々が一旦休憩する道の駅どうしに辿り着いた。
道志道の駅はいつ行ってもバイカーで混んでいて少し疲れてしまう。
この日は天気予報のためかガラガラで閑散とした道の駅を楽しめた。
このまま帰宅するのも勿体無いと思い、国道413号線から分かれているどこに繋がっているのか、わからない分岐を進んでみることにした。
アクセス
国道413号線を進み道志中学校方面に進む。
Googleマップで目指す人は「ブナの森キャンプ場」など入れると行きやすいかもしれない。
道は完全に舗装路で走りやすい。
登り坂の途中に観光地らしきものが見えてきた。
的様の滝
鐘がある!一旦止ろう。
鐘の前は車もすれ違える車幅となっている。
道志村の伝説の1つにこの室久保沢の的が挙げられる。
ほお。伝説の1つにってことは道志にはたくさんの隠れ名所がまだ点在しているんだ!
頼朝公が富士の巻狩りの折にこの地に標的を造り、武道錬成のため矢を射ったとされる。
的様の滝の名前の由来
看板にある通り石英閃緑岩の大きい一枚岩に、まさに【的】を見ることができることからつけられている。イメージ通りの黒と白交互の丸的。複数あったみたいだけど、ニノ的、三ノ的は埋没してしまったようだ。
巻狩の意味
看板の【巻狩】ってのがわからなかった。
はじめ猪や鹿を指す単語かと思ったけど狩りや訓練の方法を指しているみたい。
読み方は【まきがり】
狩競の一種で野生動物の猪などを四方から囲い、ジリジリと間隔を縮めて追い込んでいく。
囲みを小さくして獲物を追い詰めて仕留める狩猟の一種の事をいうようだ。
現地調査
いきなりの急な階段。でもしっかり残っていてトントン下れる。
余裕やんけ!!!
川にたどり着く。
どうやらここが【室久保沢】地図上だと【室久保川】
まさにマイナスイオン(死語)を感じる。
この時期だとまだ寒い….周りは細かい水しぶきもあり震える。
夏はきっと涼しくて最高なんだろうなあ。
いざなみの滝と書かれた杭が打たれている。
いくしかない。
反対方向に進む。
どこに繋がってるのかな。
おおお。朽ち果てつつある階段を発見!
なんだこれは!
美しい。
まさに秘境。私も初めて来たので普段は違うのかもしれないが、とにかく誰もいなくて最高だ!!
貸切状態。道の駅どうしに行く人は多いけど、こっちまで来る人はほぼいないんじゃないかな?
バイク仲間からもこんな滝があるなんて話聞いたことなかった。
幻想感に包まれつつぼーっとする。
アクセスの階段はボロボロ。地面が痩せてきている。
しかし腐ってはいないのでしっかり踏める。
また夏の時期に来ます。
清流の鐘
せっかくなんで鳴らしてみるか!
思ったより澄んだ音が鳴り響く。
カーーーン
山の奥で誰もいないが少し恥ずかしいのでそそくさと退散。
おわり